[PR] この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。




1,020,000HIT記念品

「ただいま~」「お帰りなさいませ」

雪さんがにこやかに微笑みながら出迎えてくれる

「雪さん…」「はい…何ですか?」「今日の夕食は何なの?」「カレーですよ」

それを聞いて家から出ようとするが、雪さんに止められる

「ご安心下さい。本日は、水月さんのではありませんから」「え!?水月のじゃないの?」「はい…」

それを聞いてほっと肩を撫で下ろす

「水月じゃないとしたら、誰が作ったんだ?」「それは…」「私だよ!」

みなもが元気良く飛び跳ねる

「そうかー。みなもが作ったのかー」「うん!頑張ったんだよ!」「そうか…」

みなもの頭を撫でてやる。みなもは嬉しそうな顔をする

みなもが作ったんなら安心だな。みなもも、俺と同じで水月のカレーは食べれない側の奴だからな


「はい…」「うわ~。美味そうだなー」「えへへへ…」

一口食べてみる。口の中に普通のカレーが広がる

あ~やっぱり、カレーはこうじゃなくっちゃな~

「美味しい…」「あ~とっても。これだと、水月のカレーなんて食べれたもんじゃないよー」

「ふーん。そうなんだー」「え…」

ゆっくりと声のした方を向くと、水月がにっこりと笑ってたっていた

「私のカレーは不味くて食べれないんだって?」「いや…それは…」

水月は俺の両頬を抓りながら引っ張る

「そんなことを言うのは…この口かしらー?」「ひたいです…ひつきさん、ふるして…」

水月は最後にいっぱいまで引っ張って手を離す

「もう、絶対に作ってあげないから!」

小声で『その方が…助かるけど…』と言う。それを聞いて、水月はこっちを鬼の形相で振り返る

再び、水月に両頬を引っ張られる

「そんなことを言う口はこれか~!えー!」「ふぎゃー!」


風呂につかりながら考え事をする

やっぱり、少し言い過ぎたかもな…。水月だって一生懸命に作ってるんだからなー

脱衣所の方から物音がする

ん…永遠か?

『居る…』

この声は…まさか!

お湯に半分だけ顔をつける

ブクブク…

『居るんでしょ?答えてよ…』

何しに来たんだ?

『開けるわよ…』

ガラガラ…

「居るんじゃない!何で返事してくれないのよ~?」「何か用事か?」「う、うん…」

水月は照れくさそうな顔をする。良く見てみると、水月は裸だったので、慌てて後ろを向く

「な、何で…裸なんだよ…」「え!?お風呂に入るんだから、あたりまえでしょ?それに、いつも見てるじゃない…」

「あ、それもそうか…ってちがーう!」

そう叫びながら振り返ると、水月の胸に顔が挟まる

「何を…するのよー!」

バコン!

「わざとじゃないのに~」


1,030,000HIT記念に続く

おまけ

戻る